大石田町には「大石田かるた」なるものがあります。
町を誇る「名所」や「自然」「食」「文化」等を題材として町内外から読み札の内容を募り、作られたものです。
大石田の魅力がたくさん詰まったかるたに仕上がっています。
嬉しいことに「ぺそら漬」も町自慢の「食文化」として読み札に選出されています。
我が家でも子ど達と一緒に楽しんでいます。
かるたを通じて大石田町の宝が次世代へ、町内外へと伝わっていく事を願います。
ここで、2枚の札を紹介したいと思います。
大石田伝統の味、「ぺそら漬」の「へ」の札、そして私が応募し、なんと!採用された「お」の札をご紹介いたします。
各絵札の裏面には、詳しい説明文も記載されており、郷土を知るうえでとても役に立ちそうです。
ぺそら漬は採りたての茄子を一晩水に浸け色抜きをし、塩、赤唐辛子を入れて発酵させ、何度も漬け替えをしながら味を整えていく大石田独特の漬物です。
大石田町が最上川舟運で栄えた頃、横山地区の船頭たちの間で生まれました。
その後、町全体にぺそら漬が広がり、今日まで町の各家庭で代々引き継がれてきました。
歌人・齋藤茂吉が戦後大石田に疎開し、1年9カ月の間暮らした二藤部兵右衛門家の離れが聴禽書屋(ちょうきんしょおく)です。
茂吉は庭から聞こえる鳥のさえずりが耳に心地よいことからこの名を付けました。
また翁草をこよなく愛し、多くの歌に詠まれています。
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